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清貧の思想
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| ジャンル: | 自己啓発,能力開発,意識改革,自己改革,学習
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| 人気ランキング: | 33992 位
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清く貧しく美しく
清貧の思想が世に出たのは1992年秋、長い年月を経て現在読んでも色褪せることなく身に染みて学ばなければならないと感じるのは名作だからか?
それとも長いバブル崩壊後遺症の中、日本国民がそこから何ひとつとして教訓が残されなかったのか?
どちらとも言えるしどちらにしても未来に残るべき傑作である
過去の詩人が残した美しい言葉は未来へ伝える哲学であり日本の未来を憂い遺言だったのかも知れない
現代人は有形の価値しかわからなく無形の価値を理解出来ない風潮がある
子供をテストや偏差値の数字で見て
絵画も高値が着いたモノに価値があると見る
平均寿命やGDP、スポーツの祭典ではメダルの獲得数・・・。
数字として目に見える価値だけしか評価出来ないのは所有をはじめとする欲望に精神が支配されてしまったからだろう
文中では歴史上の詩人が登場するが吉田兼好の徒然草が度々引用される
著者はその徒然草の重点を「所有を必要最低限にすることが精神の活動を自由にする
所有に心を奪われては人間的な心の動きが阻害される」とあるが清貧の思想をよく表した言葉です
本も終わりに近づく頃に何気なく登場する一言「人生とは足し算ではないのだ」著者の核心に迫る言葉だろう
人生とは足し算ではない・・・何かを求めて何かを失う・・人生も世界もゼロサムですから
この奪い合いの社会からの脱却こそが清貧の思想なのかも知れない
読み継がれて欲しい1冊
本書が世に出たのは、まだバブル経済の余韻が残る1992年である。巷にはまだまだ、胡散臭い「青年実業家」や怪しげな「バブル紳士」などが跋扈していた頃であろうか…。
そうした時代背景の中、清爽な一風といえるのが本書であった。「清貧」という「美しい思想」を、吉田兼好や良寛、鴨長明などの古典を通じてこの国の「精神文化の伝統」として見直し、「未来の新しい生の原理となりうるものを見出したい」という願意がひしひしと読み手に伝わってくる書物である。
「清貧とはたんなる貧乏ではない。それはみずからの思想と意志によって積極的に作り出した簡素な生の形態」であり、「名利を求めず、貧を憂えず」(禅僧・寂室)、「自然といのちを共にして、万物とともに生きること」でもある。それは一部の文人たちだけに限られたものではなく、「言語表現能力を持たないふつうの生活者の中にも根強くひろく行き渡っていた」し、実際、私の父や母を含む祖先たちの志操であった。
バブル経済の崩壊以降、ある意味で心の拠り所を失ったといえる日本人にとって、「清貧の思想」は掛け替えのない精神的「財産」であり、その思想を説く本書も長く読み継がれて欲しいと願っている。
なお、著者の中野孝次氏におかれては、惜しくも04年7月逝去されており、氏のご冥福を心からお祈りしたい。
清貧とは自然といのちを共にして、万物とともに生きること
西行、兼行など日本の古典をひもときながら、清貧とは何か、清貧の生き方の素晴らしさをといている。さらに、アッシジの聖フランシスコからインド哲学まで、著者の守備範囲の広さには、読んでいて驚いた。
草思社
足るを知る 自足して生きる喜び (朝日文庫) 「閑」のある生き方 (新潮文庫) 風の良寛 (文春文庫) ローマの哲人 セネカの言葉 良寛にまなぶ「無い」のゆたかさ (小学館文庫)
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